LPG自動車の概要説明

環境に優しいLPG自動車とは?

LPG自動車とは?

LPG自動車(LPGじどうしゃ) とは、LPガス(液化石油ガス)を燃料とするオットーサイクルエンジン(現在のガソリンエンジン)を主とした低公害車のことです。
プロパン車、LPガス自動車とも呼ばれます。
ガソリンより低価格なので、車の燃料費が大幅に安くなります。


ガス自動車のランニングコスト

昨今の原油価格高騰で、ガソリンや軽油は全世界的に急激に価格が上昇しています。
こうした中でもガス燃料は相対的に低コストを維持しています。 一例として日本政府の外郭団体である石油情報センター燃料価格情報によると、2009年3月現在ではレギュラーガソリンは112円、軽油は100円となっているが、LPGは76円である。


LPG内燃機関工業会(内工方式) ティアナ

日産 ティアナ 230JM FAST(J31改:イタリア・ロバート社製改造キット使用)
「日産 ティアナ」をベースにしたLPG車。70年の歴史を持つというイタリア・ロバート社製改造キット「FAST」を使っています。
このキットは、始動時は必ずガソリンを使用し、水温が60度に達した時自動的にLPガスに燃料が切り替わるバイフューエル方式を採用しています。
実はLPガス車は低温時の始動性が不得手、という特性があるが、この方法を採れば寒い北国などでも有効な手立てとなります。
改造費はおよそ49.5万円。燃費にも優れ燃料代も安いLPG車ゆえ、長距離を走るタクシーや営業車なら、2年弱で回収出来る額です。

  • 日産 ティアナ FAST LPG車
  • 日産 ティアナ FAST 運転席
  • 日産 ティアナ FAST リヤビュー

世界のLPG自動車事情

排気ガス問題への対応から、世界各国でLPG自動車の普及が進んでいます。LPG自動車は、世界で約400万台が走っており、日本はそのうち約30万台を占めています。
日本におけるLPG自動車普及率は0.4%ですが、特に環境問題に敏感なヨーロッパでは、国の優遇政策もあり、オランダでは全自動車数の8.6%に相当する47万台、イタリアでは4.0%に相当する100万台のLPガス(プロパンガス)自動車が走行しています。

またお隣の韓国では、LPガス(プロパンガス)の環境性と経済性に高い評価が集まり、わずか2〜3年で100万台に届く勢いで普及しつつあります。日本ではタクシーやトラックに多いLPG自動車ですが、海外ではほとんどが自家用車と一部の商用車です。

また、ヨーロッパでは、LPガス(プロパンガス)エンジンの大型バスも実用化され、乗合バスとして利用されています。
ディーゼル車に比べエンジンが小型化するので室内乗客のスペースが拡大し、黒煙を出さずエンジン騒音問題もなくなるという利点があります。

世界の大手自動車メーカーも積極的にLPG自動車を生産・販売しています。例えば、スウェーデンのボルボ社では、2001年から全ての車種にLPG自動車を設定し、世界中で販売を開始しています。フランスのルノー社では、12車種を設定し、ヨーロッパで販売しています。アメリカのフォード社でも、人気のライトトラックを中心にLPG自動車を自社で生産しています。そのほとんどが普段はLPガス(プロパンガス)を利用して走り、燃料切れや始動時にはガソリンを使うという、1つのエンジンで2つの燃料を使えるバイフュ-エル車です。

世界では、すでにLPG自動車はクリーンエネルギ−自動車の代名詞となりつつあるのです。

ところで・・・LPガススタンドってどこにある?

ガソリンスタンドに比べ、LPガスを充填するスタンドの数は少ないのが現状です。とはいえその数は全国におよそ1900箇所。
タクシーが走り回る都市部なら大抵の街に存在します。ちなみに高速道路のサービスエリアでも、東名道なら下り足柄SAに唯一のLPスタンドがあります。

気になる方は、全国エルピーガススタンド協会のホームページをチェックしてみよう。

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